平成29年度 防衛大学校開校記念祭 顕彰碑献花式 参加報告
(平成29年11月12日 長谷川 語記)

 表記について、10月17日、國分防大校長から10期生会長宛の案内封書を受領(昨28年度は、小生の都合から(海)増田嘉夫君に代理参席をお願い)し、今回は十年余振りに小生が10期生を代表して参列・献花をして参りましたので、その状況を報告します。

1 日 時 
 29.11.11(土) 1230〜1530
  1230〜1315 同窓会主催会食     本館1F大会議室
  1330〜1410 学校長執行献花式    人文科学館南顕彰碑前 
  1415〜    希望者の顕彰室参観   資料館2F顕彰室

2 参席者  …(献花式献花の順)
 防衛大学校長、防大同窓会会長、防大協力会会長、統幕・陸・海・空幕僚長(代理)、
 防大同窓会役員、第1〜61期生会代表、副校長、幹事、各部長等、総合情報図書館長、
 人材確保統括官、各学群長、防衛学各室長、学生隊学生長、献花式委員長等

3 次第等
(昼 食) 開会の辞・同窓会会長挨拶・会食懇談・学校長挨拶・閉会の辞
(献花式) 開式の辞・国歌斉唱・儀仗黙祷・顕彰の辞(執行者(学校長)・同窓会会長)
      献花・儀仗・閉式の辞

4 顕彰碑と顕彰盤
 学業及び国防の志半ばにして倒れた学生及び同窓生の尊い志と功績を称え慰霊の意を表する「顕彰碑」が人文科学館南側庭に、そして、資料館2F顕彰室に100柱の銘板が殉職された順に装飾された『顕彰盤』が安置されており、我らが10期生では次の4柱の銘板が表されています。
 故 阿江 幸雄君(陸) 昭和43年11月 演習中に殉職
 故 根岸  彬 君(空) 昭和45年10月 飛行訓練中に殉職
 故 安達 和也君(海)  昭和46年7月  訓練中に殉職
 故 折戸 征夫君(陸)  平成4年7月 航空事故にて殉職

5 参考事項
・ 今年は、防衛大学校同窓会創立から57年目、同窓生は第1〜61期の約26,000名(内現役15,000名)、内殉職者は100柱に及ぶ(29年殉職者は零)。
ちなみに、防衛省・自衛隊としての殉職者は1,938柱(29年は新たに25柱)である。
・ 現在の本科学生は、第62期〜65期の2,017名(内留学生92名)である。
・ 学校長の挨拶では、@基本的には学生を信頼しその自主性に任せることとしているが「世界一の士官学校」を目標に課している。
(現在取り組んでいることとして)A学士・修士の学位授与を(現在の機構委任ではなく)学校長自身ができるようにすること、B現在の「幹事」呼称を、「副校長(訓育・訓練担当)」に改めること、の言及があった。
・ 本献花式は、毎年の開校記念祭時に執り行われているが、数年前から、同窓会主催の『会食』を献花式前に行うこととし、同窓会小原台事務局がその手伝いをしている。
・ 今年の第65回開校記念祭は、11.11(土)・12(日)に、「昇華〜ここにしかないもの〜」を統一テーマに開校祭実行委員会が主導して行われており、今回の実行委員長は花岡桜子学生が任じており、ここでも女性の活躍が増しているようであった。(写真参照)

   

6 所感等
・ 朝方の前線通過で式場のテントが倒壊したという強い風雨も止み、12時過ぎ学校着
風もない温かな日差しの晴天で、数年振りに訪れた正門から新装なった本館は実に美しく、既に家族や恋人らしき見学者でいっぱいでありました。
・ 会食は和やかに、献花式は整斉かつ厳粛に、ほぼ示された予定どおりに執り行われ、9〜12期代表が揃っての献花に際しては、10期生4柱のお顔を想起しつつ同期一同の衷心の思いを込め、白菊の一枝を献じさせて頂きました。
小生にとっては3回目の献花式でありましたが、加齢故かいつになく感慨深く胸に迫るものがありました。
・ 最近、この種各期が参集する場で痛感することであるが、今の1年生は何と第65期生、我ら二桁最初の10期生は今や大先輩の仲間入り、それなりの自覚と言動・所作が求められているということを改めて思い知らされた一日でした。
 また、本献花式には、10期生会として(そのステイタスを堅持するために)も必ず代表者が参席する必要があると思ったところです。
・ 開校祭両日は地獄坂から正門までバス・タクシー以外の車両乗り入れが禁じられるということで、車での参席の意を問われその旨を表したところ、予め車両乗入れ証と本館前駐車場指定書が送付され、円滑かつ気持良い対応を頂きました。
なお、献花式終了後、馬堀海岸駅までのマイクロバス便が準備されていました。
・ 我ら10期生は、5年後の第70期生の入校式の際に、現國分学校長の発案によりH28年から始められたホーム・カミング・デー2「HCD2」:卒業式に併せて行われるHCDと同様に入校式に同窓生を招待するもの:に招待される番になるようです。
 一説には、HCD2終了をもって組織的なクラス会活動を取りやめる期が多いと伺いますが、5年後のHCD2には我ら会員・家族・ご遺族の多くが元気に参集できたらいいな…と思いながら、小原台を後にした次第です。   
        

        防大10期生会HPトップページへ
防 大 1 0 期 生 会

防大での顕彰碑献花式