街角ウォッチャー中埜が上海をブラブラしてきました。 羽田空港の国際線ターミナルから出発して、上海の中心街のすぐ近くにある虹橋空港まで、日本航空と中国東方航空の共同運航便のボーイング777で出かけましたが、機内で食事をして、ワインを飲んで、ビデオを一本見終わったところでもう到着してしまいました。 上海は人口約2500万人の中国最大の都市で、緯度としては大体、鹿児島のあたりにあります。 まずは上海を代表する外灘(わいたん)へ 外灘は黄浦江のほとりにあり英国の租界だった地区で、バンドとも呼ばれ、中国人も外灘が大好きだそうです。 日本からやって来た大勢の観光客に出会いました。 おでんを突き刺した串のような面白い形をしたタワーが東方明珠電視塔で、468メートルの高さがあり、東京スカイツリーが出来るまではアジアで一番高いテレビ塔だったそうです。 右のビル群があるのが浦東地区で、発展を続ける上海のビジネス街です。 一番高いビルが2016年に完成した上海中心大厦で高さは632mで、ブルジュ・ハリファ(828m)に次ぐ高さのビルです。 その後ろのビールの栓抜きのような形をしたビルは森ビルが建てた上海環境金融中心です。 黄浦江の手前側にある格調の高そうなビル群が英国の租界だった地区で、政府機関や銀行等の老舗が入っています。 外灘から豫園へ 外灘から豫園へは歩いて行けます。 竹林の道を進んで行くと休憩所があったので、一休みをしました。 売店の飼い猫なのかどら猫なのかよくわかりませんが、「右目がブルーで、左目がゴールド」でした。 こんな目のことを「オッドアイ」と言うんだそうです。 豫園商城 豫園というのは人気のある庭園なんだそうですが、その庭園の周辺は豫園商城と呼ばれていて、食べ物屋やおもちゃ屋などがあり、大変賑わっていました。 昔懐かしい「覗きからくり」の店もありました。 豫園 豫園は明代の庭園で「楽しい園」という意味だそうです。 庭園の前には池があり、粋な橋が架かっていました。 庭園の中には石と水を組み合わせた池がありましたが、江南様式庭園と言うのだそうです。 上海動物園 せっかく中国に来たのだからと、上海動物園でパンダを見ることにしました。 ガラス越しに見たので、やや臨場感には欠けましたが、仲良く笹を食べている姿をゆっくり見ることが出来ました。 トカゲの写真がきれいに撮れたので、ついでに紹介しておきます。 パンダを見た後、出口を探したのですが、動物園が余りに広すぎたのですっかり疲れ果ててしまいました。 新天地と復興公園 新天地も人気の観光スポットと言われているので、ブラついてきました。 この地域一帯は只今リフォームの真っ最中で、おしゃれな複合ショッピングセンターやレストランやブティックが生まれています。 徘徊老人にはあまり興が湧かなかったので、古い町を探していると、ありました! 路地裏は味がありますねぇ! 更にブラブラしていると、復興公園という所に到りました。 復興公園は旧フランス租界にあり、明王朝時代に私有地の一部として設計され、以前はフランス公園と呼ばれていました。 1928年までは中国人の立ち入りは認められず、フランス人はここで毎年パリ祭を行っていたそうです。 うれしいことに入場無料です。 公園には立派な花壇があり、大勢のシニア達が社交ダンスや太極拳やカラオケや筆に水を付けて地面に字を書いたりと、お金のかからない遊びを楽しんでいました。 カラオケの後ろに立っている白い像の二人組はマルクスとエンゲルスだそうで、次に歌う順番を待っているのでしょうか? 交通事情 上海はPM2.5で汚染されているかと心配していましたが、意外とすっきりしていました。 高速道路や地下鉄が縦横に走っていて、一般道路も余裕があり、真新しいトロリーバスも走っており、北京のニュース等で見る光景には出会いませんでした。 地下鉄に乗りましたが、若い人が席を譲ってくれました。 こういうところは、日本の若者も見習ってほしいですね。 乗用車の走行マナーは、信号もよく守っていましたが、スクーター・バイクは音もなく歩道を走ったり、信号無視をしたりするので、やや危ないという感じでした。 車と街角風景 フォルクスワーゲン・ベンツ・アウディなどのドイツ車を多く見かけました。 トヨタレクサスやホンダや中国の国産車もよく見かけましたが、ヒュンダイ・KIAなどはあまり見かけなかったような気がしました。 環境美化のような字を書いたベストを着たおじさんや兄さんたちが大勢いて、金バサミでゴミを拾っており、ゴミは落ちていません。 ボランティアの人も多いそうです。 住宅街の建物はニョキニョキと高層住宅になっていますが、バルコニーが付いた粋なデザインになっています。 駐車場が各建物の地下にあるそうで、土地の有効活用をしているようです。 コンビニ セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの日本式コンビニ御三家をよく見かけました。 コンビニ店舗が至る所にあり、上海人の生活を支えている感じです。 虹橋空港から帰国 さて、毎日一万数千歩もブラブラ歩きをして疲れたので、日本に帰ることにしました。 虹橋空港は新しい空港で、市街地から近く、地下鉄や高速道路のアクセスもいいので気に入りました。 日本航空・中国東方航空共同運航便のボーイング777で、機内で食事をして、ワインを飲んで、ビデオを一本見ているうちに羽田に到着してしまいました。 (おしまい)
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上海お散歩 2017年秋