旧ソ連圏において西側とロシアの経済圏(影響圏)拡大競争(対立)が起きていたが、ウクライナ、グルジア及びモルドバが6月27日、欧州連合(EU)と連合協定に正式に調印し、西側が勝利した。
 しかし、これによってこれら三国を巡るロシアと西側の対決は完全に終わったというわけではなく、むしろ今後予想されるロシアの厳しい報復措置によって、三国を巡るロシアと西側の攻防はこれからも続くだろう。

T ウクライナ、モルドバ、グルジアのEU化の第一歩とロシアの報復
1 ウクライナを巡る攻防
  (1) ウクライナ:西側ブロック入りを正式に決定−西側の勝利
  (2) ロシアの報復
2 モルドバを巡る攻防
  (1) モルドバ:西側ブロック入りを正式に決定−西側の勝利
  (2) ロシアの報復
3 グルジアを巡る攻防
  (1) グルジア:西側ブロック入りを正式に決定−西側の勝利
  (2) ロシアの報復

U 我が国の安全保障に及ぼす影響
  (1) 中ロ関係の安定性に寄与−中国の南方海洋拡張政策の強化の懸念
  (2) 米国の東アジアへの関与の空白化の懸念
  (3) ロシアの軍事的脅威の低減


     旧ソ連圏におけるロシアと西側の攻防−ロシアの敗北と報復− (PDF)



                三井光夫 小論集(目次)へリンク 

 会員コーナーへ


 不惑会トップページへ



旧ソ連圏におけるロシアと西側の攻防
-ロシアの敗北と報復- 2014.07

三井光夫
8区隊 通信科