我が家の白アリ防除対策を実施して思うこと
1. まえおき
我が家は築40年以上経つ老朽木造2階建て住宅です。
玄関付近に地面の上に直接置いた木製の取っ手の鎌、物置の入り口付近に置いた木の丸太が無残にもシロアリに食害されていた。
これ等の兆候から判断して、このまま放置したら大変なことになるのではないかと危惧致しました。
そんな矢先にシロアリ業者の訪問があり診断に引き続きシロアリ防除施行をお願いした次第です。
2. シロアリの主要な特性等
(1) 日本にいるシロアリのうち建物に大きな被害を与えるのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
前者は寒さに強く、全国的に分布している。
後者は寒さには弱く房総半島以南で、太平洋側に分布している。
(2)以下ヤマトシロアリについて
ア 乾燥に弱く、外気、太陽光に晒(さら)されると体内の水分が失われるので、暗くて、湿った場所をすみかにしている。
イ 樹木等に含まれるセルロースを食料とし、その他コンクリート、レンガ、金属などもかじる。
ウ 繁殖期の4月〜5月にかけて、「羽アリ」となり、日中に群飛がみられる。
(3)生態の特徴は女王アリ、兵隊アリ、働きアリ等の階級があり巣全体が一つの社会として生息する「社会性昆虫」である。
3.業者によるシロアリ防除対策等
(1)調査・診断・報告・防除契約
ア 業者の調査員により和室の畳を1枚上げ、床下に潜り調査依頼者の氏名カードを持参し、床下の様子をデジカメで
撮影してシロアリ、湿気、カビ等の状況を確認し、床下から戻ってTVにデジカメの画像を再生し説明する。
イ 防除施行見積書を作成し契約
防除見積書は定型化しており、即契約書になり、契約すれば本社の担当者から契約確認の連絡が入り、承知すれば
契約は即、成立となる。
(2) シロアリ防除施行
ア 防除薬剤散布
イ 床下換気扇の設置
ウ 屋上ソーラーパネル設置及び配線
(3)経費
ア シロアリ防除施行代:約30万円
イ 床下換気扇及びソーラーパネル設置代:35万円
ウ 消費税:約5万円
合計 約70万円(保証期間:5年間)
(4)支払い
当業者はJA(農協)と契約しており農協の貯金から引き落とされる。
3. 結び
シロアリ防除対策には少なからずお金がかかります。
従って、地震、腐朽、水漏れ、シロアリ被害の問題がなければ実施しなくとも問題ないと思いますが、近い将来、マグニチュード7クラスの首都直下型地震の発生が予想されている今日、築約40年以上経過した我が家において、シロアリ被害が耐震強度を劣化させ、家屋倒壊に至らなければ良いが?と案じている次第です。
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