5区隊・ 施設
 山 下 継 明

    同期生諸君 「傾聴ボランテイア」をしましょう。
     
(今 「傾聴」を必要としている同期生がいるかも知れません!)
                                                                              

1 「傾聴」とは

 心理学(臨床心理学)の分野では 当たり前の言葉のようです。自分は、民生・児童委員をしておりまして、先般「傾聴」についての講習会があり、初めて「傾聴」を傾聴し「傾聴」の必要性を実感し、実践し始めたばかりの「傾聴」の初心者です。 
   
 傾聴とはだれでもできることです。要するに相手の立場になって自分の評価や批判・意見を挟まず心をこめて真剣に聞くことで、世間には「自分のことや昔の思い出を心をこめて聴いてくれる相手」を必要としている人がたくさんいるそうです。

2 事 例

 自分の高校の同級生のことです。所謂電話魔で皆迷惑していました。自分にも夜中に電話してきて文学の話とか映画の話とか自慢話をしていました。そのうち彼の訃報を聞きました。彼が癌で入院中だったことは、皆、あとでしりました。病室から電話していたのだそうです。
 「傾聴」にもっと早く接していたら、彼の話をもっと聴いてやれたのにと悔やんでいます。

3 傾聴の必要性

 入院した時とか一人で酒を飲んでいる時等に、人生華やかしき頃のこととか初恋の人とか同級生・同期生のことを思い出したことはありませんか?我々同期も古希を過ぎ(自分だけかな)あるいは古希近くになり頭はしっかりしていても癌などにかかり長期療養する場合が考えられます。
 その時、同期生に電話したくなる(逢いたくなる)筈です。同期生から電話があったりしたら or 入院を知ったら 「傾聴ボランテイア」をしましょう。

4 傾聴のコツ

 (1) 相手の話を 集中して聴く
     相手の話を折らない。
     禁句 : 「でも」 「but」 「バッテン」が・・・・・・。

 (2) 相手と同じ立場・目線になりきる。

 (3) 同意・共鳴する。
    自分の経験談に終始しない。
     説教・注意・非難しない。
    助言は必要最小限  自己決定を促す。

 (3) 希望をつなぐ
    「またあとで 電話してね (電話するよ)」 「又来るね」

5 結 言

 難しいことかもしれませんが 実践あるのみ。細部は、インターネットで「傾聴」を検索してください。





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