日ロ関係を展望する ー12月の日ロ首脳会談を目前にしてー 12月15日から始まる日ロ首脳会談を目前にして、日ロ関係の展望について考察した。 日ロは、領土問題を解決し、平和条約を締結して、ノーマルな関係に発展するだろうか? ・ プーチン大統領の北方領土問題解決への意欲は本物 ・ 実際にプーチン大統領(側)は、領土問題解決策を提示した可能性大 ・ 同案は、「2 島引き渡しで決着か、ロシア主権下で 4 島の共同経済管理とする」案とみられ、さらにロシア側が提案する 「信頼醸成措置の受け入れ(日米安保への対応も含まれる)が必要」との 条件が付された可能性大 ・ そうだとすれば、これまでと異なり、交渉の現状は安倍首相が同案を受け入れるか?否かという段階になっている 可能性がある。 ・ しかし、安倍首相が“2 島引き渡しで決着というプーチン提案”を受け入れる英断をしたとしても、ロシアとの軍事的 信頼醸成措置面の対応(日米安保問題など)が大きな障害となり、交渉は 行き詰まる可能性大。 ・ ではプーチン大統領が彼の案を変えることはあるか?といえば、それはないとみられる。 ・ そうだとすれば、領土問題が解決し、両国がノーマルな関係になるとの展望は予想し難い。 日ロ関係を展望する ー12月の日ロ首脳会談を目前にしてー (PDF)
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三井光夫
8区隊 通信科