山のたのしみ
    傘寿記念の山旅

野村 誠
  10区隊
  職種: 普通科


9月14日に80歳を迎え、山仲間を巻き込んで記念登山を行った。
台風のすき間を縫って9月15日から17日の二泊三日で新潟の妙高山(2,454m)に登ってきた。といっても登るのはなか一日だけ。あとは、秘湯温泉を満喫し、昔スケッチ旅行できたところを訪れる旅だ。

妙高登山は山小屋泊を避けての日帰りとしたため、昼食以外ほぼ休憩なしの9時間半の強行軍となった。夜が白むころに出発したが何とか無事歩き切ることができた。
疲労困ぱいで燕温泉の宿に帰りつくと、早速白濁色の湯の花いっぱいの名湯に浸かって妙高登山を反芻する。至福のひととき。そのあとの冷えた地酒は格別だった。

最後の日は、17年振りに妙高高原のいもり池を訪れた。雪を抱く妙高山を描くために来たところだ。変わらない景色が出迎えてくれた。
絶好の秋晴れ。妙高山を眺めながら前日の山歩きを思い出しながら、持参のスケッチブックを取り出し,エンピツで30分ほどかけてスケッチをする。このスケッチを油絵にするのも後日の楽しみ。

       
                  夜明けとともに出発

       

       
            硫黄の匂いが漂い、白く濁っている沢の流れに沿って登っていく

             
                  称明の滝、光明の滝を横に見ながら

             
         出発から山頂まで約5kmの急坂が続く。
         急登クサリ場が続くが、足場がしっかりしており見た目ほど難所ではない

             
                ようやく山頂着、山頂脇の岩の上で

             
                     山頂で

      
              いもり池に写る逆さ妙高山

      
           2005年5月にこの場所で描いた妙高山   油彩 F10号

2022年9月23日 記

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