会員諸兄
新聞報道等によって、諸兄既にご存知のことと思いますが、我等同期生の押川孝雄君、古澤典彦君、遠山勝啓君の3名は、内閣府遺棄化学兵器処理担当室の一員として支那における旧日本軍の遺棄化学兵器の処理のため現地で活躍しています。
国のためとはいえ、誰かがやらなければならないことでもあります。旧日本軍の負の遺産を片付けるという大変な仕事を、積極的に引き受けられてその処理にあたっています。
誠にご苦労様です。3君には、心から敬意を表します。くれぐれもお体に充分注意なされて、立派に責務を果たされんことを同期生一同祈念したいと思います。
6月10日(古澤君)
近々何かあるのではないかと思っていました ら、黒龍江省チチハルで化学剤を入れていたドラム缶及び化学砲弾が出てきました。中国側はその発掘回収を急いでいるということ で、6月15日から中国に急遽行くことになりました。したがって残念ながら、不惑会には出られないと いうことになりました。悪しからず御了承ください。皆様によろしくお伝えください。チチハルは黒龍江省の北西ですが、大陸性気候で 暑い時はめちゃ暑いとのこと、暑さに負けず、防護服を着て、マスクして頑張ってきます。
9月24日(古澤君)
御連絡ありがとうございました。9月22日中国から帰国しました。中国の国慶節の関係で10月初めは日本に居ることになるでしょう。8月末に牡丹江に行った時の写真を1枚添付します。押川、遠山も元気で頑張っています。このあと例のチチハル事件でドラム缶の検知・識別と漏れ防止のため片道10時間車に揺られチチハルに2度も行きました。現地ではホテルは外出禁止、現場でも異様な雰囲気で大変でした。9月は河北省石家庄に3週間、ここでも外出禁止でした。10月はこれまで溜まった家庭サービスやら雑用をこなさなくてはなりません。
7月20日(古澤君)
7月16日の朝日新聞23面にたまたま小生の写真が載っておりました。顔は出ておりませんが(マスクを付けています)名札で判明できます。われら同期3名は、このような仕事を実施しております。昨日で中国側との会議が終わり、週末から長の旅にに出て参ります。終戦記念日に帰ってきます。 近況まで!
7月9日 (押川君)
返事が遅くなってすみません。当日担当室での転出入の宴会と重なり欠席させていただきます。サーズも収まり、多忙な日々が続くようになります。当面は19日〜31/7月 ・4日〜15/8月 ・2日〜22日/9月の予定が入っています。うまくすれば10月は国内かもしれませんが、11月は1ヶ月行くことが決まっております。中国裏事情でも話したいのですが、貧乏暇なしの状況です。皆様によろしくお伝え下さい。
彼等からのメッセージをお伝えします。