野村 誠
  10区隊
  職種: 普通科

山のたのしみ


   奥秩父、奥多摩には気になる山がいくつかある。 
二子山もそのひとつであった。写真を見ても足が竦む感じで、延び延びになっていたのだが先日思い切って行ってきた。
結果、案ずるより産むが易し。 感動の山行のひとつとなった。

 二子山と名のつく山は少なくない。 
この秩父の奥深くにある二子山(東岳と西岳からなる)は知る人ぞ知るなかなかの山である。

              
                       股峠を挟んで左が西岳、右が東岳

 標高こそ1200mにも満たないが、絶壁と痩せ尾根は山好きをうならせる。
またローソク岩といわれる西岳の岸壁はいつもロッククライマーが取り付いている。
東岳は一般ルートも危険なところにはクサリがつけられているが、足を滑らせたら一巻の終わりである。 

 もともと山はトライアスロンとトレールランニングのトレーニングとして始めたものであったが、膝の故障のため2年前に競技は止めざるを得なくなった。
今でも休憩を取らずに登るというのは習慣化しているが、トレーニングではない山行を楽しむことができるようになった。
 今は平均すると月に3回くらい山に行っている。 年間40日近く山に入っている。 

              
                       今年3月 雲取山山頂 後方に富士山          

 年々体力の衰え、とくにバランス感覚の低下を実感するものの、年間のクライマックスを夏山におき、秋から冬そして春にかけては、夏山トレーニングをかねて主に奥多摩、奥武蔵、奥秩父あたりの山を楽しんでいる。
同じ山でも季節、天候、ルートが変わればまったく違う山であり、飽きることはない。

 この二子山ももう一度行きたいと思っている。 今回躊躇したあげく西岳のクサリのある一般ルートを取ったところを次回はクサリもついていない上級者ルートに挑戦しよう。

              
                           昨年8月 白馬岳山頂
                                                            (平成27年7月 記)

 
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