毎年、冬至の頃になると行きたい山がある。天気が安定し、急激に冷え込むころ。中央線沿線の扇山がそれだ。 扇山は秀麗富嶽十二景の一つとして知られる。日本晴れに山頂が真っ白な雪に覆われた富士はまさに日本一の山だ。 扇山山頂から 扇山に至る中腹から 私が目指すのは富士山は勿論だが、お目当てはシモバシラの花である。 数年前この山に登った時偶然に見つけ「これはなんだ!」と思ったものである。調べてみるとシモバシラの花というれっきとした植物である。 この植物が冬枯れた後、その茎に残った水が凍り膨張して氷の花を咲かせるようだ。 以来毎年行っているのだが、あたりの年もハズレの年もある。微妙な気象条件が揃うことが必要のようだ。 今年はイマイチといったところか。 きれいに花を咲かせたシモバシラの花 今年は体調をくずし、夏山を外してしまったが、ようやく山にも行けるようになったことがうれしい。 平成29年12月24日・記 |
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野村 誠
10区隊
職種: 普通科