(平成17年5月26日〜31日まで)

2. NPO防人災害ボランティアセンター
 大規模災害時の救助活動や事前の防災計画や調査研究を行うことを目的に、2年前に東京都隊友会のを中心にを設立し、現在会員70名で活動しています。わが同期では、安部洋男、杉本幹男両君も入っております。年会費2000円、多数のご加入を待っています。

3. 三宅島帰島支援
 三宅島災害・東京ボランティアセンターが中心となって、全国のボランティアに支援を要請し、今年2月から7月まで毎日30〜40名を常駐させて次のような活動支援を行っています。
  ・島内引越し時のサポート
  ・生活環境整備のサポート(火山灰の除去、雑草除去、粗大ゴミの除去)
  ・ふれあい交流、情報発信

 村越 和平
 (東京都)
3区隊 通信科

次の頁へ続く

坪田高濃度地区(無人)
立枯れた山(約半分は再生)
旧阿古地区の廃墟

1.三宅島の現況
 平成12年6月に始まった三宅島の火山活動は、同年8月大噴火に引続き火砕流が発生したことから、全島民の避難が行われました。その後、噴火は収まったものの有害な二酸化硫黄を含んだ火山ガスを大量に放出し、避難生活は今年2月まで約4年半の長きに渡りました。5月までに帰島した住民は、約970世帯・1700名、全島民の約55%です。火山ガスの放出が止まらない現状でもガスマスクを携行し「火山ガスとの共生」を基本に、住慣れた緑の三宅島の復興を期待して島の生活を始めました。下の写真は、火山ガス(二酸化硫黄)と火山灰に覆われ、約半分は立ち木のまま枯れています。特に島の南東地域、坪田・阿古高濃度地区は現在も立ち入り禁止で生活できない現状です。

おばあさんは涙を流して喜んでいた
作業現場にこの旗を立てる
土嚢に入れた火山灰(250個)
支援センター(元小学校)
畳部屋の宿泊場所(約40名)
駐車場と資材置き場

4.村越の活動
 27日(金) ・28日(土)  火山灰の除去
 3週間ほど雨が降らないので風が吹けば火山灰が舞上がり、家庭では戸を開られない状況。 しかもコンクリートのように硬くなり、ツルハシか 唐鍬でしか歯が立たない。約10センチの層になり、これを掘り起こして土嚢に詰め運び出す。毎日異なったメンバー4〜6名で班を編 成し、主に老人・身障者等の家庭の支援をした。 相当なる重労働です。