中埜和男(和童)
幹候:8区隊
 職種:通信科


今年も防大吹奏楽部OB/OG会に参加してきました。
例年は現役学生を呼んで、アンサンブル演奏を聴いた後、総会に入るのですが今年は学生と予定が上手くマッチせず、またOGの参加もなかったため純粋なOB会になりました。
OBの出席者は、防大3期生(83歳)から50期生(36歳)までと、ご来賓5名の盛況ぶりでした。なお、OB/OGの総員は600名くらいになるそうです。

         

OB会の重鎮金子先輩(2期・クラリネット)二見先輩(6期・チューバ)の参加はありませんでしたが、石田先輩(3期・トロンボーン)や道畑先輩(6期・トランペット)古賀先輩(7期・フルート)など懐かしい先輩に会えました。
また永年お世話になった井上元部長(元防大副校長)にもお会い出来ました。

石田先輩は若い頃、ドゴール大統領と一緒に来日したギャルド・レピュブリケーヌが演奏した「君が代」のきらびやかな音が未だに耳に残っていると話をされました。
常任指揮者として学生の指導に当たっていただいている吉澤賢太郎氏はトランペッター、指揮者、ブラスアンサンブルのリーダーとして多彩な活動をしておられます。
空自のテストパイロットだったトランペッター道畑先輩は、横須賀でジャズピアノの演奏を楽しんでおられ、井上先生もチェロの演奏を楽しんでおられます。
私(10期・トランぺット)と同期の佐藤君(10期・ホルン)は、横須賀での防大定期演奏会を立ち上げた時に、小泉純一郎元首相の父、小泉純也代議士のお世話になった思い出などを話しあいました。

  

ブラバンOBにはジェット戦闘機やヘリコプターのパイロットや、自衛隊の学校長や、部隊指揮官を経てリタイヤした会員が大勢います。
山根君(14期・ユーフォニウム)はヘリコプターの名パイロットで明野の陸自航空学校の学校長を務め、武縄君(15期・トランペット)はカリフォルニア大学の博士(航空工学)で国産ヘリコプターの開発に情熱を燃やしました。
古賀先輩(7期・フルート)と福本君(23期・ホルン)は海自幹部学校の学校長、野井君(20期・トランペット)は江田島の海自幹部候補生学校の学校長でした。
現在、部長としてブラバンの面倒を見ていただいている中村教授(26期)はトランペッターでした。

   

那須町吹奏楽団の指揮者をしている長谷川君(14期・フルート)の娘さんは英国王立音楽院を首席で卒業し、ロンドンに在住するピアニストですが、夫君のジョセフ・トング氏(同じく英国王立音楽院を首席で卒業)とのピアノデュオで活躍しています。
自衛隊をリタイアしたOB会員と現役自衛官であるOB会員も音楽を通じた語り合いや自衛隊生活のノウハウなど愉快な時間を共有することができました。
また、学生時代に指導を頂いた元航空中央音楽隊の尾田さんや、西方航空音楽隊の貞岡さんとも音楽を語り合いました。

  

柴田君(19期・トランペット)は都合で参加できませんでしたが、陸自の中央即応集団司令官を務め、退官後はJMASで地雷処理のカンボジア現地代表を努めました。
金井君(22期・ユーフォニウム)も防大ブラスの名物会員ですが、今回はパプアニューギニアで遺骨収集にあたっており、欠席でした。
今回は現役防大生の演奏が無かったので、私が尺八を吹いたり、野井OB会長のギターとサックスやフルートとのデュエットやトリオによる即興演奏を酒の肴にして楽しい語らいの時間を過ごしました。

  

この様な楽しい会を開いてくれた野井OB/OG会長、福本事務局長をはじめ役員の皆さんに感謝しています。

 
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