中埜和男(和童)
幹候:8区隊
 職種:通信科

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平成28年8月の末、尺八の合宿に参加しました。
京急の三浦海岸駅から半島の南端に進み、剱崎の近くの民宿で行われました。

  

三浦海岸駅でピックアップしてもらい、合宿所に行く途中、三浦半島の台上にある畑から房総半島が端から端まで見渡すことができ、鋸山もくっきり見えて最高の景色を楽しむことができました。

  

合宿を行う民宿松林館は明治から大正にかけて嘉納治五郎の別荘があった所で、治五郎が嘉納塾の塾生を夏合宿に連れてきて、すぐ下にある大浦海岸で海水浴をしたそうです。
写真に写っている灯台は剱崎灯台です。

幕末には大浦台場と剱崎台場が設けられ、江戸内海防衛の要となっていたそうです。

  

さて、前置きが長くなりましたが、宿に着いて早速、藤井治童師匠の指導で稽古にかかりました。
師匠は尺八界から初めて人間国宝に選ばれた納富寿童(寿翁)の内弟子になり、琴古流本曲(虚無僧曲)の指法(テクニック)を引き継いでおられる最高の尺八演奏家です。

合宿には我々のような年寄り組の他に、プロの演奏家を目指す藝大の研究科学生や、藝大を目指している若者も交えて、しっかり琴古流本曲の指法を学ぼうとするメンバーが参加しました。

  

今回の合宿の課題曲は「夕暮れの曲」(二尺管)と「三谷菅垣(さんやすががき)」(一尺三寸管・一尺八寸管・二尺管の三部合奏)の二曲で、特に「夕暮れの曲」については微妙な音の移り変わりのテクニックをしっかり学びました。

また、稽古の休み時間には、三浦半島名物の甘くて旨くてよく冷えたスイカを頂きました。

  

二日目の昼食は、すぐ下の大浦海水浴場に下りて行き、海の家で食事をしました。
水のきれいな大浦海岸で嘉納塾の塾生が海水浴をしていたそうですが、この日は台風の影響で波が荒くなってきていました。
前日、大浦海岸の写真を撮っておきましたが、遠くに見える煙突は久里浜の火力発電所の煙突です。

午後の稽古を終えて夕食とそれに引き続く時間帯には、老人たちは若い人たちを酒の肴に、大いに飲み、大いに語って深夜に至るまで充実した時間を過ごしました。
若い人たちにとっては随分迷惑なことだったでしょう。

また、このすぐ近くには、松輪サバやキンメダイで有名な松輪港があり、夕食や朝食にはおいしい魚料理をいただきましたが、おいしい話はテレビの旅番組の方にまかせたいと思います。

  

さて、2泊3日の稽古が終わり、何とか「夕暮れの曲」と「三谷菅垣」を正しい指法で演奏することができ、無事合宿を打ち上げることができました。

  

尺八本曲の魅力とおいしい魚料理を楽しみに、命ある限り、三浦半島の夏合宿に参加したいと思った次第です。


 
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