中埜和男(和童)
幹候:8区隊
 職種:通信科

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5月1日、ファイザー社のワクチン接種の予約が始まったということで、地元の集団接種会場にネットで申し込みをしました。しかし予約が殺到して全然受け付けられず、後で聞くと15分で予約が満杯になったということでした。
「これは当分無理だな」と思っていましたが、東京地区では自衛隊が大手町の合同庁舎でモデルナ社のワクチン接種を行うという話があり、5月17日にネットで申し込みを行い、幸い一発で予約することが出来ました。

5月28日、地下鉄で会場に向かいました。テレビで見た通り接種会場までは次々と案内のポスターが貼ってあり、案内人も至る所に立っていたので、迷うことなく会場に到着しました。

  

受付に行くとここでも溢れるほどの案内人がいてテキパキと案内され、ベルトコンベヤーに乗せられたように予診、接種、次回予約、経過観察が行われ、所要時間45分であっという間に接種が終了しました。

  

もう少し時間がかかると思っていたので、少々拍子抜けしたところですが、せっかくの機会なので地下道を戻らず、地上に出て大手町をブラつくことにしました。
オフィス街は丁度昼の食事時で、粋なスタイルで食事をする人たちを多く見受けました。

  

大手町には有名企業の本社ビルが並んでいます。
「絆」という字が書かれた台の上で青年が走っている像が読売本社の前にありました。箱根駅伝のランナー像です。

  

ちょっと離れた所に「平将門首塚」があります。
ウイキペディアによると関東で兵を起こした将門は藤原秀郷・平貞盛に討たれ、その首は京都四条河原に晒されましたが、その首が「今ひとたび一戦を」と声を立て、三日後に自力で東国へ飛んで行き、その首が落ちた場所がこの地だそうです。
この首塚の祟りは凄まじく、将門の魂を鎮めるために神田明神にご祭神として祀られています。
昔はビルの谷間にひっそりと恨めしそうに祀られていましたが、ビルの再開発にあわせてちょうど今年、令和3年4月26日に改修を終えてスッキリした形で祀られています。

  

田中丸君が不惑会HPに投稿していましたが、大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一が東京駅を作る時に深谷にレンガ工場を作ってそこで焼いたレンガを使用したという話がありました。
東京駅のリニューアルは5年をかけて行われ2012年に終了しましたが、レンガ造りは風格があっていいですね。

  

三菱地所が大手町一帯のリニューアル行ってきましたが、「丸ビル」も「「新丸ビル」も建替えられました。
今はこの辺りのリニューアルが終了し、ちょっと離れた大手町2丁目に常盤橋タワーを建築中で、2027年に完成すると390mのビルが誕生します。
東京駅から真っ直ぐ皇居の方に進んで行くと「大手門」ではなく「和田倉門」に至ります。
二重橋に至る道ですが、この道は明治時代になって作られたそうです。

  

和田倉門から見える橋が「和田倉橋」です。今も橋のたもとに警察の交番があります。

  

その先に「大手門」があります。この門を通って、皇居東御苑から江戸城本丸跡に至ります。
通常は無料で入場できますが、今はコロナの緊急事態宣言のため入場できません。
江戸城の天守は明暦の大火によって焼失した後、江戸市街の復興を優先する方針によって再建が中止されました。以後は、本丸の富士見櫓を実質の天守としていたそうです。

三の丸尚蔵館は皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が国に寄贈されたのを機に皇居東御苑内に建設されて公開されました。
現在、収蔵品が増えたために建て替えを行っており、完成は2025年の予定です。

  

さて、ワクチン接種の後でもあり、長時間の散策は体に障るかも知れないと思ってこの辺で終了しました。
アジサイが美しい季節でした。

  

 
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