(スェーデン国旗)            (スェーデン国章)

スェーデンはノーベル賞で有名ですが、スカジナビア半島の中央及び東側にあり面積 約45万平方キロ(日本の約1.2倍)、人口 約950万人で、なぜか豊かなんですね。
立憲君主制で国王はカール16世グスタフ国王です。
スェーデンも、北方ゲルマン人であるノルマン人が住んでいた地域で、ヨーロッパからロシアに至るまで「バイキング」として活発に活動し、優れた航海技術で中世の時代にアイスランドや北米に到達するなど、進取の気性に富んでいました。
20世紀になって社会民主労働党政権が生まれてからは、福祉国家路線と武装中立政策を取り、両大戦にも参戦していません。冷戦時代は西側寄りの中立政策を通し、冷戦後は軍事的非同盟を唱えNATOには参加せず、1995年に欧州連合(EU)には加盟し現在に至っています。
アルフレッド・ノーベルはボフォース社を単なる鉄工所から兵器メーカーへと発展させました。
ダイナマイトの開発で巨万の富を築き、遺産を「ノーベル賞」の創設に使用させています。
ノーベル社の他にもサーブやボルボなどの自動車や飛行機産業が盛んで、ハイテク産業や林業・農業も盛んで、家具のIKEAやファッションのH&Mも有名です。
陸上自衛隊で使用している84mm無反動砲カールグスタフもFFV社(サーブ・ボフォース・ダイナミクス社)製ですね。

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首都ストックホルムに到着
午後3時、オスロを出発して、1時間の空の旅の後、6時にスェーデンの首都ストックホルムに到着しました。

ストックホルムの市内観光・市庁舎
6日目の朝、ホテルを出発して緑の多い首都ストックホルムの市内観光をしました。
メーラレン湖に面した市庁舎はノーベル賞の晩餐会が開かれる場所として有名です。

  

「青の間」では1350人が参加する晩餐会が開かれます。

  

「黄金の間」では舞踏会が開かれます。金箔を貼ったモザイクで壁面が覆われた大広間で、正面にメーラレン湖の女王と呼ばれる女神像が新大陸とアジア大陸の間に立っている壁画があります。

  

王宮・ガムラスタン
王宮では女性の衛兵さんが立っていました。
街の中心ガムラ・スタン(旧市街)をぶらぶらしました。
ノーベル博物館、大広場、大聖堂、ドイツ教会などの街並みが広がっています。

  

ノーベル博物館の売店の傍に山中伸弥博士のサインの入った椅子が飾られていました。

  

ドロットニングホルム宮殿
スウェーデン王室が住んでいるドロットニングホルム宮殿は、ストックホルム郊外のローベン島にあって「北欧のヴェルサイユ宮殿」とも呼ばれており、世界遺産です。

  

宮殿は16世紀に国王ヨハン3世が王妃のために建てた夏の離宮で、王妃の小島という名前のとおり歴代の王妃に愛されてきました。今回、日本とスェーデンの国交150周年記念として内部を見る機会を得ました。

  

タリンクシリヤラインでフィンランドの首都ヘルシンキへ
6日目の夕方、有名な大型客船タリンクシリヤラインのセレナード号(58,400 BRT)でフィンランドの首都ヘルシンキへバルト海1泊2日の船旅を楽しみました。
屋上は12偕、我々は10偕の海側の部屋に宿泊しましたが、船内ではレストラン、カフェテリア、カジノ、売店などの施設も充実していました。

  


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「北欧4か国の旅」 (2018.7.4〜7.12)
ノーベル賞で有名なスェーデン