中埜和男(和童)
幹候:8区隊
 職種:通信科

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 邦楽ライブ三昧の記
 進藤先輩の思い出

2013年7月に邦楽ライブ三昧の記をアップしましたが、最近、ますます邦楽ライブにハマリこんでいます。

(その1・不惑会総会・2015年6月)

不惑会は、防大10期生と一般大学出身の同期生及び同期相当の医科系出身者が第40期陸自幹部候補生として卒業したことにちなんで名付けた会です。

実は昨年、防大10期の陸・海・空卒業生の総会が原宿・水交会で開催され、その機会に佐藤紀久子さん・大熊育子さんの協力を得て邦楽ライブを行いました。 この邦楽ライブは大変好評でしたが、足の骨折で当日参加できなかった釧路の川尻君が、「ぜひ来年、不惑会の総会でやってくれ」とメールをくれたのが発端で、ホテルグランドヒル市ヶ谷で邦楽ライブを行う事にしました。

今回のライブでは佐藤紀久子さん・大熊育子さんに加えて東京藝大修士を卒業したばかりの日原暢子さんにも参加してもらい、箏・十七絃によるフルバンドで演奏してもらうことにしました。
なお、佐藤紀久子さんは、藝大を卒業後、世界各地を廻って邦楽を紹介しておられる実力派演奏家です。

曲目は「さくら変奏曲」「飛鳥の夢」「北海民謡調」で、総会終了後「品格の高い同期生会を演出してくれてありがとう」と大好評のメールをもらいました。
特に、「飛鳥の夢」は佐々木信綱作詞・宮城道雄作曲の聖徳太子讃歌で、私がスタートの所でトチッてしまいましたが、大変良い評価を得ました。

      ◎ 「さくら変奏曲」ライブ   ◎ 飛鳥の夢ライブ   ◎ 北海民謡調ライブ    

   


(その2・萩岡會・2015年5月)

萩岡派は山田流筝曲の名門で、萩岡松韻さんは4代目当主で箏の名手・美声の歌い手・男前・東京藝大教授・作曲家と大活躍をしておられます。
萩岡會の演奏会は毎年5月に日本橋の三越劇場で行われており、私も10年近く出演させていただいており、今年は萩岡會80周年の記念定期演奏会でした。
以前は、「その他・多勢」として後ろの方で吹いていましたが、昨年は「二人吹き」をさせてもらい、なんと、今年は「一人吹き」をさせていただきました。

曲目は萩岡松韻さんが平成15年に作曲された「雪の松島」。 出演順番は、今、人気No.1のイケメン尺八演奏家、藤原道山さんの次。 糸方は箏・十七絃の12名によるフルバンド。
松島は現役時代に仙台で5年半ほど単身赴任していた時に度々訪れた風光明媚な所でもあり、萩岡松韻さんの名曲を演奏するからには、是非いい演奏をしたいという気持ちと、大編成の糸方に負けないようにという気持ちが重なって、力が入りすぎてしまい、残念ながら音に伸びを欠いてしまいましたが、私の人生における貴重なモニュメントになりました。

     ◎ 「雪の松島」ライブ

     


(その3・日本郷友連盟・2014年10月)

私は現在、ボランティア活動の一環として日本郷友連盟の活動の手伝いをしています。
日本郷友連盟は郷土を愛し、絆を大切にし、國を想う友の集いで、国防思想、英霊の顕彰及び歴史伝統の継承等を普及啓蒙して、わが国の進展に寄与することを目標としています。
平成24年10月、第100回記念安全保障フォーラムがあり、前統合幕僚長折木良一氏 「東日本大震災に学ぶ」及び元自民党総裁の安倍晋三氏 「日本再生への道」の講演が行われましたが、その機会に佐藤紀久子さん、杉山裕子さんの協力を得て、邦楽ライブを行いました。

平成26年10月に、女性部全国研修会がホテルグランドヒル市ヶ谷で開催され、全国から代表者が参集しました。
研修・会議に引き続き懇親会が開催され、その冒頭に佐藤紀久子さんと日原花維さんの箏、中埜和童の尺八により菊末勾当が平家物語をテーマに作曲した「嵯峨の秋」、宮城道雄がロンドン旅行中に即興的に作曲した「ロンドンの夜の雨」及び「北海民謡調」の邦楽ライブを行い、邦楽の良さを味わってもらいました。
演奏終了後、来賓の外務大臣政務官、宇都隆史参議院議員(防大41期卒)ご夫妻と佐藤さん、日原さん等を交えて邦楽談義を楽しみました。

     ◎ 「嵯峨の秋」ライブ         ◎ 「ロンドンの夜の雨」ライブ

   

終わりに

私が企画している邦楽ライブは、宴会の前に演奏するので、早く酒を飲みたいという人に私の尺八をムリヤリ聴かせることになるので、迷惑がかからないよう、演奏時間や曲目等を工夫したり、私が入らないプロだけの演奏を入れたり、それなりに工夫しているつもりですが、ヤッパリかなり顰蹙を買っているのだろうなと反省しながら演奏しています。


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