中埜和男(和童)
幹候:8区隊 職種:通信科
「Youは何しに九州へ?」 @
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旅行会社から送られてきたパンフレットの「ジャカランダの森へ」というタイトルが目についた。 世界三大花木の「ジャカランダ」は南アフリカに行かなければ見られないと思っていたので、九州で見られるなら面白いなと思って申し込んだ。 花のシーズンが5月末から6月中旬ということで、「ジャカランダ」が満開の頃に旅をすることになった。 1日目 早朝、羽田を立った飛行機は10時過ぎに噴煙を上げる阿蘇の出迎えをうけて、阿蘇くまもと空港に到着した。 空港で待っていた添乗員さんが、いきなり「お客さんは、ジャカランダがお目当てですか?パワースポットがお目当てですか?」と質問してきた。 「何?全員ジャカランダじゃないの?」と思ったが、意外や意外、半数ほどがパワースポット目当てだった。 阿蘇山 さて、バスは阿蘇山の中を進んで、新しく開設された道の駅「あそ望の郷くぎの」で小休止。 丁度、日曜日ということで、ウォークラリーが開かれていた。 さらに進んで高森という所を抜けて、九州の真ん中「へその町」山都町馬見原(合併前は蘇陽町)に到着した。 ここはまだ熊本県で、この辺りではブルーベリーの栽培が盛んのようだった。 幣立(へいたて)神宮 馬見原にある幣立神宮は高天原(たかまがはら)神話の発祥の神宮だそうで、ご祭神はカムロギノミコト・カムロミノミコト・オオトノチオオカミ・アマノミナカヌシノオオカミ・天照大神で、立派な檜や杉の木が厳かな感じを与えてくれる。 高千穂峡 熊本から宮崎に入り、「ひむか神話街道」を進んで、高千穂峡で「高千穂三代橋」や「真名井の滝」の景観を楽しみました。 天岩戸神社 天岩戸神社は、高千穂町にあり天照大神が隠れた天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体としています。 岩戸川をはさんで西本宮と東本宮があり、川上には八百萬の神々が集まって、天照大神に出てきてもらう方法を相談をした天安河原があります。 ご神体の洞窟が写真撮影禁止になっているので、案内をしてくれる神職の人を撮影させてもらいました。 天安河原(あまのやすがわら) 天岩戸神社から岩戸川沿いに、天照大神に出てきてもらうために神々が相談をしたという天安河原に行った。 清流と木々が大変美しいところだった。 森の中に白い花のようなものが目立ったので、「やまぼうしの花かな?」と思ったが、実は猫が大好きな「マタタビ」で、カズラの葉がこの時期、白く光るのだそうです。 八百萬の神々が相談をしたという祠の近くには、願いを込めて沢山の石が積まれていた。 旅から帰ってテレビを見ていたら大雨による増水で立ち入り禁止になっていました。 夜神楽 ホテルで「山の幸」を中心にした心づくしの夕食をいただき、高千穂神社に夜神楽見学に出かけた。 今日の演目は天照大神が天岩戸に隠れられてしまったときに、岩戸の前でアメノウズメノミコトが面白く舞い神々が大笑いして、不審に思った天照大神が姿を表した話を題材にしたものです。 1番はタヂカラオ(手力雄)の舞で天の岩戸を探し出そうとする舞、2番はウズメの舞で岩戸の前で面白おかしく舞い、天照大神を岩屋から誘い出そうとする舞です。 3番は戸取の舞でタヂカラオが岩戸を取り除いて天照大神を迎える舞です。 4番は御神体の舞で、イザナギ、イザナミの二神が酒を造って仲良く飲んで抱擁しあう舞です。 ちなみに、イザナギ、イザナミの二神はたくさんの神々を生み出したが、最後に生まれたのが天照大神・月読命・須佐之男だそうです。 (つづく)
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