3日目
雨の中、ジャカランダ見物のため、3時間をかけて「南郷」に向かった。
バスは日南市に近づいているようだった。どうやら南郷は日南市の一部で、鹿児島との県境に近いらしい。
案内板に「都井岬」という名前が出てきた。「野生馬」で有名な都井岬なら聞いたたことがある。南郷はこんなところにあったのだ。
日南市では巨人や広島がキャンプを張るということで、ようやく貧しい知識と接点ができてきた。
南郷のジャカランダ
「南アフリカで有名なジャカランダがなぜここに?」の答えは、昭和39年にブラジルの宮崎県人会から南郷の宮崎県総合農業試験場亜熱帯作物支場にジャカランダの種が譲渡され、試験場内で育成したのが始まりだそうです。
寒さには弱いようで、鹿児島に近い日南市の南郷の気候があっていたのでしょう。
ジャカランダの葉っぱは「ねむの木」の葉っぱによく似ていて、花は紫一色のようでした。
ジャカランダは群生していましたが、残念ながら紫の花で覆い尽くされているというイメージとはちょっと違っていました。
鵜戸神宮
鵜戸神宮も日南市にあり高校の修学旅行や若い時に来たが、何か以前よりきれいになっているようです。
主祭神はヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコトでトヨタマヒメの子供だそうです。
青島神社
日南市から海岸伝いに北に進み宮崎市の青島神社に到着した。
ここは、高校の修学旅行や若い時に来た時とあまり変わっていないように思った。
ご祭神は「ヒコホホデノミコト・トヨタマヒメ・塩筒大神」の三神で、ヒコホホデノミコトは山幸彦の名で知られ、海神の娘トヨタマヒメと結婚したそうです。
江田神社
宮崎市の国道沿いの鳥居をくぐった時は小さな神社かなと感じたけれど、中に入ったら森も広く、立派な神社でした。
イザナギノミコトとイザナミノミコトが祭られている。
イザナギノミコトが禊を行ったと言われているみそぎ池ではサギがのんびりと遊んでいました。
旅を終わって
「ジャカランダ」を見ようとやってきたが、旅を終わった今「Youは何しに九州へ?」と問われたなら、「パワースポットを訪ねる旅に来た」と答えたい。
そして、私が最高に感じた「パワースポット」は、桃源郷岬と西米良村だった。
東京ドーム4つ分の花園を一人で作り上げたパワーと、九州山地の奥深くでカリコボーズの宿を運営し、自然の豊かさを皆に伝えようとするパワーをいただき、40〜50歳若返ったような気がしました。
(おしまい)
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